機能(カタログより)
■概要
サーモトレーサ TH5102は8から12μmの長波長領域を採用したスターリング冷却方式の高精度赤外線熱画像装置です。長検出器の採用により、太陽光の影響を受けにくく、最小検知温度差は0.03℃(at 30℃)の優れた精度で、送電設備やプラントの異常監視に威力を発揮します。検出部と表示部を一体化し、小型・軽量のコンパクトボディは携帯性に優れています。また、5倍望遠レンズの装着により、遠方の送電線のスリーブの圧着不良や浸食などによる、送電線の保守が安全且つ効率よく行えます。フルオート機能はフォーカス(焦点設定)、レベル(中心温度設定)、センス(感度設定)など測定に必要な設定を自動化し、簡単操作を実現しています。
■特長
○検出部表示部一体型のB5ファイルサイズ、質量3.8kgの本体に、5型液晶ディスプレイを搭載、携帯して移動しながらの計測が可能です。
○フルオート機能で簡単計測フォーカス、レベル、センスなど測定に必要な設定を自動化し、簡単操作を実現しています。
○高速・高画質測定高感度多素子赤外線センサの採用で、フレーム時間:1/22s、最小検知温度差:0.03℃高速・高画質な計測が行えます。
○メモリカードに測定データを記録PCMCIAメモリカード又は内蔵メモリ(64画像)に保存できます。
○高機能計測器アラーム機能任意の温度を設定し、その温度を超えた時アラーム音を発生して測定者に異常を知らせます。
○Windows対応オプションプログラムを用意。測定したデータはWindows環境下で動作する熱画像処理プログラムを用意。パソコンにてデータの解析・報告書の作成が行えます。
■用途
○屋外電力設備の保全用途
○電力送電線の地上測定による保全用途
○スリーブの保守点検
○電子基板の温度分布測定などの研究開発
○バイクマフラ部の熱設計
○タイルモルタル外壁はくり診断
○住宅の省エネルギー・断熱診断
○火山観測・地熱計測
※新型インフルエンザ対策にも
仕様(カタログより)
-20℃~1000℃
・温度測定範囲:レンジ1は‐10℃から200℃、レンジ2は0℃から800℃
・最小検知温度差:ノーマルモード0.03℃(at30℃)、ファーストモード0.1℃(at30℃)
・測定精度:±0.5%(レンジフルスケール)
・測定波長:8から12μm
・検出器:HgCdTe(スターリングクーラ冷却方式)
・走査角:水平21.5°×垂直21.5°
・瞬時視野角:1.5mrad
・焦点距離:30cmから∞
・フレーム時間: ノーマルモード0.65sec、ファーストモード1は1/22sec(インタポレーション)、ファーストモード2は1/22sec(インタレース)
・光学ズーム:内蔵2倍ズーム(ノーマルモード時のみ)
・熱画像画素数:255(H)×223(V)
・データ深度:12bits
・環境温度補正:有り
・使用温度範囲:0℃から40℃ 90%RH以下(結露させないこと)
・電源:ACアダプタ100V、DC電源12V
・消費電力:約24W
・外形寸法:約幅198×高さ93×奥行235(mm)突起部除く
・質量:約3.8kg(バッテリを含まず)
※詳しくは、お問合せください。
NEC三栄
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