騒音振動レベル処理器
騒音振動レベル処理器とは私たちの日常生活は、さまざまな音や振動であふれています。しかし、身近な音や振動も一定のレベルを超えると不快に感じる人が多くなるため、法律による規制の対象となります。騒音振動レベル処理器とは、騒音や振動レベルを法律などで定められた測定方法で自動的に連続して測定し、データを処理して統計、演算処理する機器です。処理されたデータは印字され、測定時のレベル波形や演算結果などは液晶に表示されます。 騒音振動レベル処理器は、騒音計や公害用の振動レベル計に接続して使用します。測定器から入力されたデータを処理して出力する仕組みです。1台で2カ所までの測定が可能で、2台以上を連動できる機種では同時に3カ所以上の測定が可能になります。 騒音振動レベル処理器は液晶表示部、操作部、印字部で構成されており、本体側面のコネクター部に測定器やデータレコーダーを接続します。レベルレコーダーとの同期も可能です。外部機器との接続にはケーブルが必要で、電源を切った状態で行う必要があります。 測定を始める前には、測定器と本体のレベルを合わせる校正と呼ばれる作業が必要です。校正作業終了後は、測定間隔やサンプル数、サンプル周期など測定条件を設定し、測定を開始します。測定開始後は条件の変更はできません。最初に測定条件が印字され、液晶表示器に測定画面が表示されるとともに、設定した条件でプリンターに演算結果が表示されます。 |
騒音振動レベル処理器中古計測機器一覧
※オプション機材につきましては、「在庫お問合せ」よりお問合せくたさい。
※オプション機材につきましては、「在庫お問合せ」よりお問合せくたさい。
コード | 機材名称 型番 | メーカー名 | 販売価格 | -->お問合せ |
---|---|---|---|---|
3m3566 | 振動レベル計 VR-6100 | 小野測器 ONO SOKKI | お問合せ下さい |
※オプション機材につきましては、「在庫お問合せ」よりお問合せくたさい。
※オプション機材につきましては、「在庫お問合せ」よりお問合せくたさい。
コード | 機材名称 型番/メーカー名 | お問合せ 販売価格 |
---|---|---|
3m3566 | 振動レベル計VR-6100 | |
小野測器 ONO SOKKI |
騒音や振動に関する規制騒音や振動は感覚公害だと言われます。音は空気の振動ですが、不快だと感じるかどうかは聞く人の受け取り方によります。大きい場合はもちろん、不快な音質やある方向に注意を促す音は騒音と判断されがちです。振動についても思わぬ状況で感じたなど、発生の状況により、同じ大きさでも受ける印象は違ってきます。人が感覚的に感じる大きさを騒音、振動レベルと呼び、物理量である騒音、振動と区別しています。環境規制で言う騒音や振動とは、それぞれ騒音レベル、振動レベルのことです。 騒音や振動は生活環境や健康に大きな影響を与えるため、さまざまな法令により基準が定められています。中でも騒音や振動の主な発生源である特定建設作業や特定工場については、周辺の生活環境が損なわれないよう、騒音については騒音規制法、振動については振動規制法により厳しく規制されています。騒音振動レベル処理器など測定に使用する機器についても規格が定められており、国の基準に適合したものを使う必要があります。 特定建設作業では、騒音は85dB、振動は75dBが基準値となっており、全国一律です。作業場所の境界線上で測定した騒音や振動が基準値を超えてはなりません。これに対し、特定工場などについては施設の種類や規模、時間区分などにより基準値が異なります。また、対象地域の管轄行政により基準値はもちろん、時間区分、指定地域にも違いがあります。 騒音や振動の発生源は建設作業や特定の施設に限りません。一般環境騒音や道路交通騒音については環境基本法に基準が定められており、航空機や新幹線鉄道の騒音については、特別な基準が設定されています。 騒音と振動の測定に使用する機器騒音や振動は基本的にはない方が良いもの、あることが望ましくないものです。特に振動は健康被害をもたらすだけでなく、住居や設備などに悪影響を与える恐れがあります。産業の現場では、製品の質が下がったり、事故につながったりする可能性も否定できません。これらの事態を避けるためには、騒音や振動を測定し、結果を分析して適正な範囲内に管理する必要があります。騒音や振動の測定には、騒音規制法や振動規制法、環境基準に定められた測定ができる専用の機器が必要です。騒音の測定には騒音計や騒音振動レベル処理器、振動の測定には振動レベル計や騒音振動レベル処理器などが使われます。騒音計や振動レベル計をレベルレコーダーに接続し、時間変動を記録、監視することもあります。 騒音計とは騒音レベルと音圧レベルを測るもので、計量法により特定計量器として指定された法定計量器です。騒音計は測定精度と計測できる周波数帯の違いにより普通騒音計と精密騒音計の2つに分けられます。測定の目的と必要な精度によって使い分けるのがおすすめです。 振動レベル計とは振動を測定する機器で、振動による人間への影響を評価するものです。ピックアップと呼ばれるセンサー部と測定結果を表示する本体で構成されるのが一般的です。振動レベル計も騒音計と同様、計量法により特定計量器として定められており、6年に一度、法定点検を受ける必要があります。メモリーカードに対応している機種では、データの保存も可能です。 騒音計や振動レベル計で測定した結果は、騒音振動レベル処理器でリアルタイムに公開することもできます。これらの機器は、工事現場の近隣対策などで使われることが多いです。 |