分析器
分析器とは物質の構造や性質などを測定するための機器を分析器と言い、様々な種類があります。このうち、実験や研究のために用いられるものはラボラトリー用として分類されます。私達の生活に密接しているラボラトリー用分析器としては、日焼け止め製品の性能評価に用いられる紫外可視分光光度計をはじめとする光分析装置や、複数の成分が混合した状態から個々の成分を分離させるガスクロマトグラフィーなどがあります。食品や製薬等の分野で用いられる遠心分離装置や、医療分野で欠かせない透析装置といった機器もラボラトリー用に分類されます。大気汚染防止法等に基づき、工場などから排出されたガスを測定するものとしてガス分析計がありますが、これもプロセス、現場用という種類に分類される分析器の1つです。似たようなものに粉じん計や可燃性ガス検知、警報計がありますが、これらは作業環境、保安用として分類されます。また、大気汚染や水質汚濁などの度合いを測るものは、環境用です。悪臭分析装置や室内環境分析計もこれに含まれます。 一方、医療現場で用いられる血液検査装置や遺伝子検査装置等も分析器であり、種類としては医用に含まれます。分析器と言うと専門的な分野で用いられるイメージが先行するため堅苦しさを覚えがちですが、実は私達の安全で健康な暮らしを守っていく上で欠かせない役割を担っている存在でもあります。なお、食品関連分析装置も分析器であり、バイオ関連分析機器に分類されます。他にも、ペプチド合成装置等のバイオ関連分析装置、汎用データ処理装置等の自動化関連機器、情報処理システムが分析器の仲間です。 |
「分析器」の一覧の中で、よく見て頂いている中古計測機は
分析器中古計測機器一覧
※オプション機材につきましては、「在庫お問合せ」よりお問合せくたさい。
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コード | 機材名称 型番 | メーカー名 | 販売価格 | -->お問合せ |
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4j0097 | 周波数特性分析器 FRA5096 | NF回路設計ブロック エヌエフ | お問合せ下さい | |
3f3300 | 波形解析ソフトウェア DADISP2002 | CAEソリューションズ | お問合せ下さい | |
3i0966 | 波形解析ソフト CAT-WAVE | RION リオン | お問合せ下さい | |
3z0022 | 周波数分析器 SA-59 | RION リオン | お問合せ下さい | |
3c0001 | FFTアナライザ CF5220 | 小野測器 ONO SOKKI | お問合せ下さい | |
3b0211 | シグナルインジェクタ/プローブ 5055 | NF回路設計ブロック エヌエフ | お問合せ下さい | |
3b0037 | データステーション(FFTアナライザ) DS-2000 | 小野測器 ONO SOKKI | お問合せ下さい | |
3b0044 | 周波数特性分析器 FRA5095 | NF回路設計ブロック エヌエフ | お問合せ下さい | |
3b0078 | 高速マルチレコーダ GR-7000 | キーエンス KEYENCE | お問合せ下さい | |
3b0086 | ペーパーレスレコーダ CX2000 | 横河電機 YOKOGAWA | お問合せ下さい | |
me0045 | 2ch FFT分析器 SA78 SA78 | RION リオン | お問合せ下さい | |
me0042 | 振動分析計 VA-12 | RION リオン | お問合せ下さい | |
me0041 | 振動分析計 VA-11 | RION リオン | お問合せ下さい |
※オプション機材につきましては、「在庫お問合せ」よりお問合せくたさい。
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コード | 機材名称 型番/メーカー名 | お問合せ 販売価格 |
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4j0097 | 周波数特性分析器FRA5096 | |
NF回路設計ブロック エヌエフ | ||
3f3300 | 波形解析ソフトウェアDADISP2002 | |
CAEソリューションズ | ||
3i0966 | 波形解析ソフトCAT-WAVE | |
RION リオン | ||
3z0022 | 周波数分析器SA-59 | |
RION リオン | ||
3c0001 | FFTアナライザCF5220 | |
小野測器 ONO SOKKI | ||
3b0211 | シグナルインジェクタ/プローブ5055 | |
NF回路設計ブロック エヌエフ | ||
3b0037 | データステーション(FFTアナライザ)DS-2000 | |
小野測器 ONO SOKKI | ||
3b0044 | 周波数特性分析器FRA5095 | |
NF回路設計ブロック エヌエフ | ||
3b0078 | 高速マルチレコーダGR-7000 | |
キーエンス KEYENCE | ||
3b0086 | ペーパーレスレコーダCX2000 | |
横河電機 YOKOGAWA | ||
me0045 | 2ch FFT分析器 SA78SA78 | |
RION リオン | ||
me0042 | 振動分析計VA-12 | |
RION リオン | ||
me0041 | 振動分析計VA-11 | |
RION リオン |
騒音や振動を分析する騒音や振動には、それぞれに周波数特性があります。複数の周波数成分が入り交じっており、周波数ごとの成分の大きさを測ることで客観的な評価が可能となりますが、この際に用いる機器を周波数分析器と言います。実時間分析器とFFT分析器という2つの種類があり、分析する帯域幅によって使い分けられます。 実時間分析器は、分析するバンド幅の最大値と最小値の周波数の比が帯域に関係なく一定となるのが特徴です。低周波になるほどバンド幅は狭くなり、高周波になるほど広くなるので、周波数軸を対数目盛で表すとバンド幅が等間隔に示されます。主に、感覚量の評価に使用される機器です。建築分野における遮音性や室内音響効果を測定する目的でも用いられます。 一方、FFT分析器は、ある周波数幅の間にどの成分がどれだけあるかを測定する際に用いられます。主に物理的評価に使用される機器で、どの周波数において騒音や振動に変化が見られたかを知ることができるので、原因究明や対策などに役立ちます。汎用性に優れており、自動車や家電製品等の騒音や振動の原因特定など様々な分野で使用されています。防振、制振素材の開発や評価にも欠かせない存在です。 なお、周波数分析器に用いられるフィルタにも定比型と定幅型という2つの種類があります。定比型の場合は中心周波数に比例して幅が変動するのに対し、定幅型では周波数に関係なく一定の幅を保つのが特徴です。分析結果を図に表す際には、定比型では周波数軸を対数で示し、定幅型では等間隔にとるのが基本となります。 振動や低周波音を測る振動を測るための分析器は振動計と呼ばれています。振動分析計という名でも知られており、振動の周波数と振幅を数値化する機器です。振動計には4つの種類があります。そのうちの1つである機械式振動計には、内部にバネとシリンダが内蔵されているもので、振動計の中では最もメジャーなタイプです。2つ目は電磁式振動計と呼ばれるもので、ピックアップコイルによって振動を電気的に検出するタイプです。3つ目としては、電磁式と同様に振動を電気的に検出する圧電式振動計があります。電磁式と異なるのは、圧電素子が用いられている点です。電磁式と圧電式、どちらも高感度化が可能である点がメリットになります。一方、レーザーによって振動を光学的に検出して数値化するのが、4つ目の光学式振動計です。プローブを設置せずに使用できるため、微小物質や高音物質なども計測可能です。 近年、私達人間の健康に悪影響を及ぼす低周波音が問題となっています。低周波音とは、周波数が100Hz以下の音のことで、とりわけ低い音として知られています。私達の健康だけでなく、建物や建具が揺れるなど物的被害も問題視されています。音として認知されなくても、振動として感じる場合もあります。この低周波音を測定できる分析器が、低周波音計です。 一般的な低周波音計の他にも、騒音から低周波まで幅広い音を分析できる種類や、20Hz以下の超低周波を測定できる種類もあります。低周波は工場や工事現場など特別な場所だけで発生するものではありません。エアコン室外機や給湯器など生活に密着したものからも発生しているので、異変を感じたら早急に被害の程度を把握し、防音材などで対策をとることが重要です。 |
分析器の計測機器で利用されている用途
利用された機材 | 用途 |
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振動分析計 VA-12 | 工場の振動速度測定調査 |